自主上映映画「ミツバチの羽音と地球の回転」を観に行った。
こんな真面目なテーマのもの(ドキュメンタリー)を観に行くのはなんだか気が引けたけど、行ってよかった。(誘ってくれた友達に感謝)
子どもに見せたくていったけど、Jは途中口を開けて寝ていた。
今まで原子力発電のことについて何も考えていなかったし、知らなかった。一部の人が反対運動をしていて、私にはあまり関係ない、仕方ない話で、電気を使う以上原子力発電所はなくては困るもの、と思っていた。
まず、原子力発電所を作らなくても生活できること。
経済成長をするために、私たちはかなり操作されている。それが当たり前になってしまっていて違和感を持つことが違和感、みたいな世の中であることがおかしい。
海外では、風力発電・波力発電が積極的に行われていること。
何から作られた電気を使用するか自分で選び契約できること。
環境裁判所というものがあること。
何より、太陽光・風・波は使わないと捨てられているエネルギーということ。
しかも、それらを使っても地球の環境、生態系は崩されないこと。
そして、人間も自然の一部ということ。
山口県祝島では、対岸に建設が予定されている上関原発の反対運動を28年も行っている。「この海を次の世代のために島を守りたい」と願うおばちゃんたちの姿に涙があふれる。自分の人生の3分の1ほど使ってまで反対を続けるということはどういうことだろう。(しかもね、島の平均年齢75歳なんだよ。志半ばで亡くなる人だっているよね。しかも、何日も何日も農業や漁業を休んで抵抗しているんだよ。)
知らないことが、知らされてないことが多すぎる。
自分には何ができるの?
ちょっと考えさせられる映画だった。
機会があれば、見てほしいな。